BMIの基準っておかしくない?
体重計にもついているメジャーな基準に
BMIという考え方があります。
この計算方法って、おかしくない?って思ったこ
とありませんか?
先に結論 BMIは確かに完璧ではないが適切!
です。
理由は 意外ときちんと政府が管理していたからなんです!
BMIの計算方法は?
BMIはボディマス指数(Body Mass Indexの略)で
身長と体重から計算される数字です。
体重÷身長×身長で出た数字で判断するものです。
日本ではこの計算後に
- 標準なら5以上-25未満
- 25以上は肥満
- 5未満は痩せている
とされるわけです。
誰が決めたの?何に使われているのか?
メタボリックシンドロームの基準としても使われています。
BMIそのものは世界でも使われています。
しかしこの痩せている・太っている
という日本で使われているボーダーラインは、
日本肥満学会が定めたもので、国ごとに基準が異なるんです。
基準として適切でないという根拠は?
BMIそのものは以下のような理由から、
確かに全員に当てはまらないのは事実です。
- 身長だけで肩幅とか、骨格を考慮していない
- 筋肉量や内臓脂肪は考慮されない
- 赤ちゃんや子供には使用できない
そのため、わかりやすいのは、
体脂肪率8%のマッチョな人でも
BMI上は太り過ぎと判断されてしまうわけです。
BMIを使うのはおかしい?
これを使うのってのはどうなの?という話ですが、
実は当てはまらない人が、圧倒的に少ないんです。
流石に政府が主導するだけありまして、
政府の統計(www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/gaiyo/k-eisei.html)
『国民健康・栄養調査 / 平成○○年国民健康・栄養調査』で、
毎年調査されており、
BMIの区分、人数、割合、男女別など体格についても
ちゃんとデータ化されています。
15歳以下はデータとして除かれていますので、
基本的にはこのデータで当てはまらない人のほうが
圧倒的に少ないということになるわけです。
例えば日本人みんながゴリゴリのマッチョになったとしたら、
そのうちこういった統計データで見直しがかかるはずです。
実は死亡率からも設定されていた!
実はこういった前述の政府統計では、こう書かれています。
『観察疫学研究として報告された総死亡率が最も低かったBMIを基に、疾患別の発症率とBMIの関連、死因とBMIの関連、日本人のBMIの実態に配慮し、総合的に判断し目標とする範囲を設定』
『70歳以上では、そうう死亡率が最も低かったBMIと実態との乖離がみられるため、虚弱の予防及び生活習慣病の予防の両者に配慮すると配慮する必要があるコトッも踏まえ、当面目標とするBMIの範囲を21.5~24.9kg/m自乗とした(厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)」)』
(原文ママ)
まとめ 意外としっかりしているBMI
この記事をここまで見ている方は、
基本的にはBMIが数値より多い方だと思います。
BMIで太り気味がおかしい!と言えるのは、
周りから見ても、明らかにマッチョ体型の人だけです。
現実から逃げず、とりあえずBMIが基準値に入ることを目指して、痩せましょう!
なお、「まっちょじゃないし、BMI低いんだけど」という人、、、
もっとちゃんと食べましょう!