カロリーだけ考える時代は終わった(海外記事要約)
カロリー管理は大事 でもそれだけじゃない!
ダイエットしようと思う時、日本人だけでなく、未だに世界で使われる1番の指標はカロリーだと思います。
一方でここ数年で、広がっている考え方は、カロリーはあくまで箱としての枠組みであり、どのような栄養が含まれたものを食べるか、
いわゆるカロリーの質について、研究が続いています。
今日は「カロリーの質」について、書かれた『Counting Quality: A don’t-just-count-calories healthy weight plan』を要約して、お伝えしたいと思います。
- カロリー管理は大事 でもそれだけじゃない!
- カロリーは悪者なの?
- 偏ったダイエットが流行する理由(私見です)
- カロリーにだけ固執すると食べられない物ばかり!
- 自分で自分を理解する
- まとめ: カロリーに固執せず、もっと栄養素を真剣に考えることが大事。
カロリーは悪者なの?
炭酸飲料、揚げ物、ドーナツ、炭水化物
こういったものは確かに糖尿病や関節痛、肥満などの健康を害することになります。
しかしこういったものとカロリーはイコールではありません
実際はカロリー自体は健康であるためには必要なものなのです。
健康でありたい(エネルギッシュで、腸内細菌が良好な状態で、健康的な体重を維持できる)ならば、カロリーにだけ注意するするのではなく、どのようにカロリーをとるのか、カロリーの質に注目をしなくてはなりません。
偏ったダイエットが流行する理由(私見です)
※この項目は記事にはない私の私見となります
最近日本では減ったように思いますが、なにかに偏ったダイエットが度々流行してきました。
「りんご」「バナナ」「納豆」、「糖質」、何か特定の食べ物を食べたり、特定の栄養素を除いたり。。。
バランスよく食べることが重要だと知っているのに(あるいは心の中では知っていて、見てみないふりをして)、
こういったダイエットにみんなが取り組み、流行するのは「簡単だから」だと思います。
「簡単だから!」 これが一番根幹の理由ではないでしょうか?
これだけ食べれば良い、これさえ飲めば・食べれば大丈夫。
こういう安易なものに頼る理由は「考えなくていい」、「管理しなくていい」
残念ながら、そういった近道は無いと思ったほうがいいですね。。。
※↓ここからは記事の要約に戻ります
カロリーにだけ固執すると食べられない物ばかり!
玄米、アボカドもこういったものは素晴らしく栄養があるのに、
カロリーだけ気にしていては食べることができません。
「じゃあ、1食抜けば良いじゃない!」という考えをすると・・・結果的にいずれリバウンドしてしまう可能性が高くなってしまいます。
これは、セットポイントという考え方で、「人間の体は急激な変化をした場合、反動で元の体に戻ろうとする」ということです。
栄養素のバランスが大切(Cell ジャーナルが報じた内容)
同じ食べ物を食べたとしても、併せて摂取した他の栄養次第で、血糖値の上がり方が変わることが研究結果でわかりました
つまり食べる物の組み合わせ次第で、体の吸収は変わってくるということなんですね。
極端な話、砂糖だけ・あるいはサラダ油だけで1,000kcalとっても、健康的に痩せられるわけがないですよね。
何をどんなふうに食べたら良いの?
こんな食べ物が推奨されています
・毎日、果物や野菜を7-9種類食べる。色々食べることが大切。
・オリーブ、キャノーラ、くるみ、魚など良質な脂質を摂取する(不飽和脂肪酸、オメガ3など)
・精製されていない、全粒粉を食べる。(玄米やオーツ麦、キヌア、とうもろこしなんかですね)
・砂糖やシロップを使わない(あくまで、甘味料としてという意味合いですね)
・加工肉(添加物の多いソーセージやハンバーグなど)を避け、余分な油を除いた肉や魚を食べる
・プラスチック容器を避ける→化学物質を避けるためですが、これはちょっと過剰というか、日本では難しいですね。。。
自分で自分を理解する
自分の体に合っているのか、よく記録を取り、観察することが大事です。
これが本当に難しい。。。時間もかかるし、効果があるのか分からないことで、チャレンジ・我慢をするのはとてもしんどいことです。
でもこれが本当に大事なことなんですよね。
人それぞれみんな違うのが当たり前です。アレルギーなんかはその最たるものですね。
観察の内容として
以下のようなことが例で挙げられています
・穀物を食べたときの気分を観察する
幸福感、眠気、満足感、どのような気分なりますか?(急激にハイになったりする場合→食後の血糖値があがり、スパイクによって起きている可能性を探る)比較として、メロンを食べたときと違います?
血糖スパイク&その後の急激な低下は、血管や脳を損傷する原因となり、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まることがわかっています。
・穀物類ではなく、糖質が低い野菜だけ食べたときと比較する
まとめ: カロリーに固執せず、もっと栄養素を真剣に考えることが大事。
この記事では、推奨される食べ物と、どの栄養素がどのくらい必要なのか、その理由も書かれておらず、イマイチでしたね。
ただカロリーにだけ固執せず、色々なものを摂取することが大事だという点は、大変共感できます。
※わかりやすくお伝えするため。多少加筆・修正している部分がありますのでご了承ください。
元の記事Counting Quality: A don’t-just-count-calories healthy weight planをご覧いただけると幸いです。